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7. 死にたくなる [目安と実体験を比較]

新年最初の記事が次の目安とは、なんとなく申し訳ないですが・・・。ポジティブに書きます。

7つ目の目安です。 「死にたくなる」

私の場合は、死にたい=自殺したい というわけではありませんでした。この世にいる価値が無いように思ったり、消えて無くなりたいと強く強く思うのです。自殺したいという欲求が優先するわけではないのです。消えて無くなりたいから、自殺しかないのかな?と手段として考えるだけでした。しかし病状がひどい時には「危険な行為に対して鈍感に」なってもいます。また無意識にしろ意識的にしろ、長期間にわたって自己否定をしてもいます。「うっかり」自殺または「気まぐれに」自傷をしてしまいそうになります。一番病状がしんどい時・・・初診前後から2ヶ月ぐらいは包丁やはさみ、カッターなどを使用するのを極力控えました。「うっかり」「気まぐれに」自分を刺しそうだったからです。また車も1ヶ月程運転しませんでした。例えば、電柱に積極的にぶつかっていくかもしれないような気持ちにもなっていたからです。私の経験でしかないですが、自殺願望より消失願望のほうが強くても、気をしっかりもっていないと死に至るかもしれないような危険な行動を「なんとなく」しそうになりました。

この「消えてなくなりたい」願望は、初診(治療を始めて)から1ヶ月程度で驚くほど収まりました。しかし治療を続けている今でもたまに発作的に、自分はダメな人間だ→もう消えたいと思う時があります。うつ病という病気は「良くなったり、悪くなったり」しながらだんだんと良い方向に向って治っていくものといいます。この定義は改めて身にしみてわかるような気がしています。治療を始めてから2年経ちました。振り返ると本当に「良くなったり、悪くなったりしながら、長い目で見てみると明らかに病状は好転」していっています。あきらめずにゆったりと構えて治療を続けていく事の大切さを時々思い返して自覚し、治ると信じています。

 


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6.思考力が落ちる [目安と実体験を比較]

6番目の目安に移ります。

「思考力が落ちる」 

私の場合では、思考が散漫になることが多かったような気がします。例えば仕事をしている時や集中して考えたいときなどでも気が散ったり、周囲の人が何をやっているか、など本来の自分の仕事とは別の事にしょっちゅう気が向いたりしていたように思います。普段(病気にかかる前)と比べて、思考力のレベルが落ちるというよりは、考えをまとめるのに時間がかかるということが起きているのかもしれません。

この「考えが散漫になる」症状は、私の場合では車の運転中にも起きました。あちこちに気が散ると危険なので、今でも運転中は音楽を聴くことは極力避けています。

また、うつ病という病気は体の具合にも影響を及ぼしますから、全身がだるく、重くなり横になったまま動けないということもあります。風邪などで全身がだるいときに頭の中がもうろうとすることがありますよね?同じようにうつ病という精神的な病気と言われる病でも、体がだるくて頭がもうろうとする場合があります。そんな時は思考力が落ちているというより、細かい思考はできないように思います。

次の目安に続きます。


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5.悪いことをしたように感じて自分を責める、自分には価値がないと感じる [目安と実体験を比較]

次の目安です。

「悪いことをしたように感じて自分を責める、自分には価値がないと感じる」

言い換えれば、”なんでもかんでも自分のほうが悪かったと思ってしまう”、という気持ちでしょうか。「ごめん、すみません」などすぐに謝ることも口癖になったり、自分以外にもミスの原因があるとは考えないことがよくありました。これらが長じて、「自分には価値がない=私は駄目な人間である」と簡単な図式を描いてしまい、さらに落ち込みました。私の場合はうつ病の治療を始める直前、たぶん症状が一番つらかった状態の時は、この「自分は駄目だ」と思う気持ちが頻繁に起きました。そして、「死にたい」という考えにつながっていくのです。自分には価値がない気がする→世の中にいても役にたたないように思う→この世にいなくてもいいのでは?→消えてなくなりたい→死にたい。という流れでネガティブな考えがどんどんエスカレートしていきました。

次の目安につづきます。


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4.イライラして、何かにせき立てられているようで落ち着かない [目安と実体験を比較]

次の目安です。

「イライラして、何かにせき立てられているようで落ち着かない」

これは経験のなかでは、一番嫌な症状だったように思います。「イライラ」と言っても、色んな気持ちの種類があると思います。私の場合は1.気持ちがイライラして落ち着かない、2.神経がピリピリしてるよう、3.体に悪寒がはしるような冷たいぞくっとするような感覚 の3つが同時に起こったことが多かったです。「何かにせきたてられているようで」というのは、特に「何か」自分をせきたてるものや人が無くても起こることがありました。勝手に自分だけですごく焦っているような感じ、と言えばいいでしょうか。この症状が起こると他人にやつあたりをしたり、怒りがこみ上げてくることもありました。情緒不安定と一言で片づけられない複雑なイライラです。ひどい症状の時は、なるべく一人になれる場所に避難したりして、落ち着くのを待ちました。

ここで特に申し上げたいのは、気持ち(こころ)だけがイライラしているのでは無いということです。体もまたイライラしているのです。「悪寒のような」と先ほど記しましたが、別の言い方をすると、不意に静電気によってピリっと体が反応したような感じでもあります。このような感覚はイライラが度を超すと波のように何度も押し寄せてきました。とても嫌な感覚です。

しかしこの経験があったことで、体とこころ(精神)はやはり人間にとって一体なんだ、ということを図らずも認識できました。忙しい毎日を送っていたりすると、気持ちはどうあれ体を動かすということをしたりするものですが、体と心が一体で身体なんだと病気にかかっている今はわかるような気がします。このことは、病気になって良かったと思えることでした。自分の食生活や休養の取り方など日常生活の良くなかった事柄を見直す良いきっかけになりました。うつ病になって良かったと思えることのひとつでもあります。

次の目安に続きます。

 


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3.疲れているのに眠れない、一日中ねむい、いつもよりかなり早く目覚める [目安と実体験を比較]

 3番目の目安です。

 ・疲れているのに眠れない、一日中ねむい、いつもよりかなり早く目覚める。

 私の場合は上記3つとも経験しました。

☆一日中立ちっぱなしで疲れたのに、全く眠れない。うとうとしだすのは、寝ようとしてから5~6時間もたってからの明け方・・・。一日1時間程度しか眠れなかった日が1、2カ月続いた。

☆昨晩ぐっすり8時間ほど眠ったにも関わらず、昼くらいからまた寝てしまい、結局1日で20時間くらいの睡眠をとった日が時々ある。

☆3時間ほどしか眠っていないのに、5時くらいに目が覚めてそのまま眠れない・・という日が2,3日続いた。

などです。眠れなかったときは、睡眠導入剤をのんだ時期もありましたが、薬をのんでも全く眠れなかった日も時々ありました。いっぽうで一日中眠い時は、まるで見えない何かが、ベッドにむかって体を引っ張っていこうとしているようでした。体が意思を無視して、横になろうとしていました。眠さで頭がぼーっとして立っていることも出来ないのです。体中から力が抜けていくようでした。

4番目の目安につづく。

 


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2.何をしても楽しくない、何にも興味がわかない・・・私の場合 [目安と実体験を比較]

2番目の目安です。

「何をしても楽しくない、何にも興味がわかない」これも多少なりとも誰でも経験がある感情だと思います。ただ厚生省のウェブサイトにもあったように、これらの目安はそれぞれの感情や感覚が一日中続いたり、長期間にわたったりすることにある、と言っています。長時間や長期間続く「何をしても楽しくない、何にも興味がわかない」という気持ちは今思うと、とても怖いことだったように感じます。つまり私のケースでは、「普段は、おもしろい!と自分が思うことについて、楽しくもなく興味もわかない」という”だけ”でなく、「日常生活の全てに興味がわかない=自分の行動全てについての感覚がマヒする」ようになりました。振り返って一番怖いことだったと思ったのは、危険な行動に対して鈍感になりそうなことでした。具体的には、車を運転中スピードをあげすぎると危険だと思ったり”しなくなり”、、駅のホームで電車が通るたびに「このまま(ホームと電車の間に)吸い込まれそうだな・・」と何気なく思ったりしていました。

「何にも興味がわかない」からといって、一人自室にひきこもっていると心穏やかでいられるか、というと違いました。一人きりになっても何にも興味がわかないのです。食事をとることにも興味がなくなり、食欲もなくなっていきました。「なぜ人間は食べるという行為が必要なのだろう?お腹一杯になるサプリがあればいいのに」と思ったこともしばしばでした。

 

3.疲れているのに眠れない、一日中ねむい、いつもよりかなり早く目覚める・・・に続く。


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1.抑うつ気分・・・私の場合 [目安と実体験を比較]

別の記事にあげた、厚生労働省サイトからの抜粋にあった目安を私の実体験に照らし合わせて考えてみました。特に自分自身の精神状態を具体的にお話したいと思います。

病気のサインが現れるとき・・・大抵は病気の初期段階だと思います。まだ病院に行く前、つまり薬をのむなどの治療を始める前です。

1.抑うつ気分(ゆううつ、気分が重い)

ゆううつである、気分が重い・・・。この状態は、病気にかかっていなくても何か失敗をしたり、後悔したりなど日常生活で誰でも体験をする気持ちだと思います。私の場合はここで、「受診をする」というきっかけを少し逃してしまいました。確かに「なんだか調子が悪い」という気分のとき、同時に「憂鬱な気持ちになるなあ・・・」と思っていたり、朝、目を覚ますと何が無くとも「仕事に行きたくないほど気分が重い」という気持ちになっていました。しかし、「まあ、疲れてるから・・・」とか「仕事が忙しくて休みを一週間以上とっていないな・・・」などの要因を自分でわかっていた(つもりになっていた。と今は思います)ので、自分の抑うつ気分をさほど重要視していませんでした。

 

2.何をしても楽しくない、何にも興味がわかない に続きます。また後日改めて・・・。


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