1.抑うつ気分・・・私の場合 [目安と実体験を比較]
別の記事にあげた、厚生労働省サイトからの抜粋にあった目安を私の実体験に照らし合わせて考えてみました。特に自分自身の精神状態を具体的にお話したいと思います。
病気のサインが現れるとき・・・大抵は病気の初期段階だと思います。まだ病院に行く前、つまり薬をのむなどの治療を始める前です。
1.抑うつ気分(ゆううつ、気分が重い)
ゆううつである、気分が重い・・・。この状態は、病気にかかっていなくても何か失敗をしたり、後悔したりなど日常生活で誰でも体験をする気持ちだと思います。私の場合はここで、「受診をする」というきっかけを少し逃してしまいました。確かに「なんだか調子が悪い」という気分のとき、同時に「憂鬱な気持ちになるなあ・・・」と思っていたり、朝、目を覚ますと何が無くとも「仕事に行きたくないほど気分が重い」という気持ちになっていました。しかし、「まあ、疲れてるから・・・」とか「仕事が忙しくて休みを一週間以上とっていないな・・・」などの要因を自分でわかっていた(つもりになっていた。と今は思います)ので、自分の抑うつ気分をさほど重要視していませんでした。
2.何をしても楽しくない、何にも興味がわかない に続きます。また後日改めて・・・。
うつ病のサイン・症状とは [うつ病のサイン(目安)とは?]
うつ病になるとどんな症状がでるのか?
始めに厚生労働省の「みんなのメンタルヘルスサイト総合サイト」から、目安を紹介します。http://www.mhlw.go.jp/kokoro/disease/depressive.html
以下、サイトからの抜粋です。
うつ病のサイン・症状
うつ病と診断するめやすとして、次のような症状のうちいくつかが2週間以上ずっと続く、というものがあります。ひとつひとつの症状は誰もが感じるような気分ですが、それが一日中ほぼ絶え間なく感じられ、長い期間続くようであれば、もしかしたらうつ病のサインかもしれません。
- 抑うつ気分(ゆううつ、気分が重い)
- 何をしても楽しくない、何にも興味がわかない
- 疲れているのに眠れない、一日中ねむい、いつもよりかなり早く目覚める
- イライラして、何かにせき立てられているようで落ち着かない
- 悪いことをしたように感じて自分を責める、自分には価値がないと感じる
- 思考力が落ちる
- 死にたくなる
うつ病では、自分が感じる気分の変化だけでなく、周囲からみてわかる変化もあります。周りの人が「いつもと違う」こんな変化に気づいたら、もしかしたら本人はうつ状態で苦しんでいるのかもしれません。
抑うつ状態に気づく前に、体に変化が現れることもあります。
- 食欲がない
- 体がだるい
- 疲れやすい
- 性欲がない
- 頭痛や肩こり
- 動悸
- 胃の不快感
- 便秘がち
- めまい
- 口が渇く
*これはあくまでも目安です。
このブログを立ち上げたきっかけ [はじめに]
こんにちは。
私は数年前から患っており、病院で「うつ病」と診断されました。
当初は自分がうつ病にかかるなんて・・・と半ば半信半疑でしたが、症状が落ち着いた今は、客観的にこの病気を見ることができるようになった気がしています。このブログを始めた理由は「うつ病」という病の実情を知らせたいという気持ちからです。近年「こころの病」や「うつ病」という言葉を見聞きしない日は無いくらい、マスコミその他で話題となっています。しかし患者の立場からみて、病気の実情はまだ公に認知されているようには感じません。どちらかと言えば誤解が多い、または誤解をまねくような情報が流れていたりするように思います。特に、うつ病の症状をピッタリと言い当てている表現は少数派です。もちろん、私の意見は一個人の主観でしかありません。それでも専門医でもない、研究者でもない一患者ではありますが、症状の実例を少しでも多くの方に知っていただきたく、また「こころの病」に対しての誤解や偏見が無くなるためのプロセスに、小さな一粒の事例として役立てば、との想いでこのブログを立ち上げました。
うつ病になったとき、人間の身体、精神の状態はどのようになるのか?たった一人の現実ですが、どなたかのご記憶に留めていただければ幸いです。