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情緒不安定と体重の増減 [からだとこころ]

前回お話しした「なんだか具合が悪いな」と感じる期間が初診にかかる約1年前だとすると、今回お話しします「情緒不安定と体重の増減」については、その初診半年前くらいから気になるようになりました。

情緒不安定について:イライラする、涙もろくなる、他人の失敗が目につきやすくなる、物にあたる(むしゃくしゃする時には壁を思いっきり蹴ったりする)、他人につらくあたるなど、情緒不安定かつ態度が乱暴になることが増えました。ネガティブな事柄について、心の中で整理できないような感じになりました。自分の感情をコントロールすることが出来ないときが増えたように、自分でも気づいていたほどです。

体重の増減について:もともとの体重は標準体重よりも少ない方だったので、ダイエットにはさほど興味がなく、体重計にのることもまれな生活をしていました。しかしある時から、仕事から帰って深夜0時前後に油っこいものや甘いものがとても食べたくなり、睡眠よりも優先して食べていた時期がありました。当然体重は急激にアップ。多分4キロは2週間で増加しました。その後、仕事がさらにハードになり、しかし充実もしてきたためか、自然に体重は元のとおりになりました。「仕事が忙しいからダイエットできた!」と考えていました。しかし、その忙しくも充実した仕事をしていた時期、実は私は一日5食ほど食べないと体がもたないような生活をしていました。食べても食べてもおなかがすくのです。そして体重はというと4キロ増加後→4キロ減少→5キロ減少と、結局10キロ近くもたった3か月以内に減りました。たくさん食べて、しかも栄養のバランスなどあまり気にせずいたのに、体重は減っていったのです。不健康な体重減少ですから、当然顔色は悪く、病的に骨ばっていました。周囲から「大丈夫?すごく痩せたんじゃない?」としょっちゅう心配されたほどでした。


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なんだか具合が悪い… [からだとこころ]

 

 皆様お久しぶりです。しばらく体調が不安定だったので、お休みしていました。

前回お話しした、うつ病は心の病気だけでなく体の病気でもある、という事例をお話しします。私個人の経験でしかありませんが・・・。

「なんだか具合が悪い」という経験は誰でもといっていいくらいよくあることではないでしょうか?肩がこってつらい、痛み止めをのむまでもないけどなんとなく頭痛がする、熱はないのにずっと微熱が続いているような感じがする、とても体がだるいなどなど。

私の場合は自分がうつ病にかかっているかもしれない、などとは全く考えていない頃に上記のような具合の悪さが続いていました。初診にかかる前・・・それよりも約1年くらい前でしょうか。もっと前からかもしれません。不眠ではありませんでしたが、職場にいる時間が毎日12時間を超えているにも関わらず、週に1日しか休めないなどそのような生活状況にある期間が2年くらい続いていたころです。

では気持ち(こころ)の方はどうだったか?というと。確かに大きなストレスを感じる環境にはありました。しかし、なんとなく気持ちは大丈夫といいますか、どちらかといえば「頑張っていることが楽しい」と思えるようなときでもありました。

そのあとどうなっていくのか・・・?続きます。

 


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うつ病ってどんな病気? [からだとこころ]

これまで「うつ病のサイン・症状とは」の記事で取り上げた目安をもとに、実体験と比較してお話してきました。結局うつ病ってどんな病気だろう?私は専門家ではないのでここで詳細を述べることはできませんが、患者の実感として思うのは、うつ病は「からだの病気でもあり、こころの病気でもある」ということです。一般的にはうつ病は「心の病気」として取り上げられることが多いと感じますが、うつ病の原因として、実は身体因性(からだの中に原因がある)という場合もあるようです。

詳しくは厚生労働省みんなのメンタルヘルス総合サイト→http://www.mhlw.go.jp/kokoro/disease_detail/1_02_02depressiv.html

上記サイトでは、身体因性うつ病とは、アルツハイマー型認知症のような脳の病気、甲状腺機能低下症のような体の病気、副腎皮質ステロイドなどの薬剤がうつ状態の原因となっている場合を指すと記しています。
うつ病の原因として多数派ではないとはいえ、このような場合もあるのですね。ちなみに私は内因性であるようですが、それでもこころだけが具合が悪いというわけではありません。これまで記事内で何度か挙げてきましたが、体の具合も悪くなることが多いのです。

これから数回に分けて、うつ病患者が患う体の変調についてお話していこうと思います。

 


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7. 死にたくなる [目安と実体験を比較]

新年最初の記事が次の目安とは、なんとなく申し訳ないですが・・・。ポジティブに書きます。

7つ目の目安です。 「死にたくなる」

私の場合は、死にたい=自殺したい というわけではありませんでした。この世にいる価値が無いように思ったり、消えて無くなりたいと強く強く思うのです。自殺したいという欲求が優先するわけではないのです。消えて無くなりたいから、自殺しかないのかな?と手段として考えるだけでした。しかし病状がひどい時には「危険な行為に対して鈍感に」なってもいます。また無意識にしろ意識的にしろ、長期間にわたって自己否定をしてもいます。「うっかり」自殺または「気まぐれに」自傷をしてしまいそうになります。一番病状がしんどい時・・・初診前後から2ヶ月ぐらいは包丁やはさみ、カッターなどを使用するのを極力控えました。「うっかり」「気まぐれに」自分を刺しそうだったからです。また車も1ヶ月程運転しませんでした。例えば、電柱に積極的にぶつかっていくかもしれないような気持ちにもなっていたからです。私の経験でしかないですが、自殺願望より消失願望のほうが強くても、気をしっかりもっていないと死に至るかもしれないような危険な行動を「なんとなく」しそうになりました。

この「消えてなくなりたい」願望は、初診(治療を始めて)から1ヶ月程度で驚くほど収まりました。しかし治療を続けている今でもたまに発作的に、自分はダメな人間だ→もう消えたいと思う時があります。うつ病という病気は「良くなったり、悪くなったり」しながらだんだんと良い方向に向って治っていくものといいます。この定義は改めて身にしみてわかるような気がしています。治療を始めてから2年経ちました。振り返ると本当に「良くなったり、悪くなったりしながら、長い目で見てみると明らかに病状は好転」していっています。あきらめずにゆったりと構えて治療を続けていく事の大切さを時々思い返して自覚し、治ると信じています。

 


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明けましておめでとうございます。

 

明けましておめでとうございます。

まだしばらくは療養生活ですが、なるべく早めに社会復帰ができたらいいなと思います。・・・と少しはポジティブに考えられるようになってきました。一番具合が悪かった頃と比べると大きな進歩だなと感じます。

本年もぼちぼち、気まぐれに更新をすることになると思いますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。


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6.思考力が落ちる [目安と実体験を比較]

6番目の目安に移ります。

「思考力が落ちる」 

私の場合では、思考が散漫になることが多かったような気がします。例えば仕事をしている時や集中して考えたいときなどでも気が散ったり、周囲の人が何をやっているか、など本来の自分の仕事とは別の事にしょっちゅう気が向いたりしていたように思います。普段(病気にかかる前)と比べて、思考力のレベルが落ちるというよりは、考えをまとめるのに時間がかかるということが起きているのかもしれません。

この「考えが散漫になる」症状は、私の場合では車の運転中にも起きました。あちこちに気が散ると危険なので、今でも運転中は音楽を聴くことは極力避けています。

また、うつ病という病気は体の具合にも影響を及ぼしますから、全身がだるく、重くなり横になったまま動けないということもあります。風邪などで全身がだるいときに頭の中がもうろうとすることがありますよね?同じようにうつ病という精神的な病気と言われる病でも、体がだるくて頭がもうろうとする場合があります。そんな時は思考力が落ちているというより、細かい思考はできないように思います。

次の目安に続きます。


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5.悪いことをしたように感じて自分を責める、自分には価値がないと感じる [目安と実体験を比較]

次の目安です。

「悪いことをしたように感じて自分を責める、自分には価値がないと感じる」

言い換えれば、”なんでもかんでも自分のほうが悪かったと思ってしまう”、という気持ちでしょうか。「ごめん、すみません」などすぐに謝ることも口癖になったり、自分以外にもミスの原因があるとは考えないことがよくありました。これらが長じて、「自分には価値がない=私は駄目な人間である」と簡単な図式を描いてしまい、さらに落ち込みました。私の場合はうつ病の治療を始める直前、たぶん症状が一番つらかった状態の時は、この「自分は駄目だ」と思う気持ちが頻繁に起きました。そして、「死にたい」という考えにつながっていくのです。自分には価値がない気がする→世の中にいても役にたたないように思う→この世にいなくてもいいのでは?→消えてなくなりたい→死にたい。という流れでネガティブな考えがどんどんエスカレートしていきました。

次の目安につづきます。


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4.イライラして、何かにせき立てられているようで落ち着かない [目安と実体験を比較]

次の目安です。

「イライラして、何かにせき立てられているようで落ち着かない」

これは経験のなかでは、一番嫌な症状だったように思います。「イライラ」と言っても、色んな気持ちの種類があると思います。私の場合は1.気持ちがイライラして落ち着かない、2.神経がピリピリしてるよう、3.体に悪寒がはしるような冷たいぞくっとするような感覚 の3つが同時に起こったことが多かったです。「何かにせきたてられているようで」というのは、特に「何か」自分をせきたてるものや人が無くても起こることがありました。勝手に自分だけですごく焦っているような感じ、と言えばいいでしょうか。この症状が起こると他人にやつあたりをしたり、怒りがこみ上げてくることもありました。情緒不安定と一言で片づけられない複雑なイライラです。ひどい症状の時は、なるべく一人になれる場所に避難したりして、落ち着くのを待ちました。

ここで特に申し上げたいのは、気持ち(こころ)だけがイライラしているのでは無いということです。体もまたイライラしているのです。「悪寒のような」と先ほど記しましたが、別の言い方をすると、不意に静電気によってピリっと体が反応したような感じでもあります。このような感覚はイライラが度を超すと波のように何度も押し寄せてきました。とても嫌な感覚です。

しかしこの経験があったことで、体とこころ(精神)はやはり人間にとって一体なんだ、ということを図らずも認識できました。忙しい毎日を送っていたりすると、気持ちはどうあれ体を動かすということをしたりするものですが、体と心が一体で身体なんだと病気にかかっている今はわかるような気がします。このことは、病気になって良かったと思えることでした。自分の食生活や休養の取り方など日常生活の良くなかった事柄を見直す良いきっかけになりました。うつ病になって良かったと思えることのひとつでもあります。

次の目安に続きます。

 


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3.疲れているのに眠れない、一日中ねむい、いつもよりかなり早く目覚める [目安と実体験を比較]

 3番目の目安です。

 ・疲れているのに眠れない、一日中ねむい、いつもよりかなり早く目覚める。

 私の場合は上記3つとも経験しました。

☆一日中立ちっぱなしで疲れたのに、全く眠れない。うとうとしだすのは、寝ようとしてから5~6時間もたってからの明け方・・・。一日1時間程度しか眠れなかった日が1、2カ月続いた。

☆昨晩ぐっすり8時間ほど眠ったにも関わらず、昼くらいからまた寝てしまい、結局1日で20時間くらいの睡眠をとった日が時々ある。

☆3時間ほどしか眠っていないのに、5時くらいに目が覚めてそのまま眠れない・・という日が2,3日続いた。

などです。眠れなかったときは、睡眠導入剤をのんだ時期もありましたが、薬をのんでも全く眠れなかった日も時々ありました。いっぽうで一日中眠い時は、まるで見えない何かが、ベッドにむかって体を引っ張っていこうとしているようでした。体が意思を無視して、横になろうとしていました。眠さで頭がぼーっとして立っていることも出来ないのです。体中から力が抜けていくようでした。

4番目の目安につづく。

 


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2.何をしても楽しくない、何にも興味がわかない・・・私の場合 [目安と実体験を比較]

2番目の目安です。

「何をしても楽しくない、何にも興味がわかない」これも多少なりとも誰でも経験がある感情だと思います。ただ厚生省のウェブサイトにもあったように、これらの目安はそれぞれの感情や感覚が一日中続いたり、長期間にわたったりすることにある、と言っています。長時間や長期間続く「何をしても楽しくない、何にも興味がわかない」という気持ちは今思うと、とても怖いことだったように感じます。つまり私のケースでは、「普段は、おもしろい!と自分が思うことについて、楽しくもなく興味もわかない」という”だけ”でなく、「日常生活の全てに興味がわかない=自分の行動全てについての感覚がマヒする」ようになりました。振り返って一番怖いことだったと思ったのは、危険な行動に対して鈍感になりそうなことでした。具体的には、車を運転中スピードをあげすぎると危険だと思ったり”しなくなり”、、駅のホームで電車が通るたびに「このまま(ホームと電車の間に)吸い込まれそうだな・・」と何気なく思ったりしていました。

「何にも興味がわかない」からといって、一人自室にひきこもっていると心穏やかでいられるか、というと違いました。一人きりになっても何にも興味がわかないのです。食事をとることにも興味がなくなり、食欲もなくなっていきました。「なぜ人間は食べるという行為が必要なのだろう?お腹一杯になるサプリがあればいいのに」と思ったこともしばしばでした。

 

3.疲れているのに眠れない、一日中ねむい、いつもよりかなり早く目覚める・・・に続く。


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